今月のワンポイント
豪雨時の安全走行の基本(1)

気温の上昇に伴い、大気が不安定になるため、突然激しい雨が降る機会が増えてきています。このような豪雨時に注意すべき事項を、今月と来月の2回にわたって確認していきましょう。
豪雨時の安全走行の基本
  スピードダウンと車間距離の確保

一般的に雨天時は視界が悪くなりますが、特に豪雨時には、激しい雨によりワイパーの拭き取りが間に合わず、数メートル先も見えなくなることもあり、危険の発見が遅れて事故を起こす可能性が大きくなります。したがって基本的に豪雨時には運転は控えるべきです。また、万一走行中に豪雨に見舞われたときは、何よりもまずスピードを落とすとともに、十分な車間距離を確保する必要があります。

 
  昼間でもヘッドライトを点灯する
 
豪雨で視界が悪いときは、昼間でもヘッドライトを点灯します。これは自車の視界を確保するだけでなく、他車に自車の存在を知らせるうえでも必要です。
なお、道路交通法施行令第19条において、高速自動車国道および自動車専用道路においては視界が200メートル以下、その他の道路では50メートル以下の場合は、灯火をつけなければならないことが定められています。

昼間でもヘッドライトを点灯する
  後続車をよく確認する

豪雨時はルームミラーもドアミラーも水滴により非常に見えにくくなり、後続車を見落とす危険が大きくなります。したがって進路変更や左折時には、普段以上に後続車をよく確認する必要があります。

 
  ワイパーの届かない範囲に注意
 
フロントガラスの左右、上部のワイパーが届かない部分は、水滴が残り見えにくくなります。豪雨時にはそれが激しくなるため、横断してくる歩行者などを見落とす危険があり、特に交差点や横断歩道付近では、こまめに顔を動かして左右に歩行者などがいないかどうかを確認する必要があります。

ワイパーの届かない範囲に注意
  路肩に寄り過ぎない

山道などでは雨により路肩の地盤が弛んで崩落することがありますから、路肩に寄り過ぎないようにします。

 
  水たまりや浸水路はできるだけ避ける
 

水たまりを走行すると、ブレーキ・ディスクなどが濡れてブレーキのききが悪くなることがあります。したがって、水たまりを走行した後はブレーキのききをチェックし、万一ききが悪くなったときは、安全な場所で走行しながら軽くブレーキを数回踏んでブレーキ・ディスクを乾かすようにします。
水たまりや浸水路はできるだけ避ける
エンジンルーム内は水に非常に弱く、乗用車では深さ30cm(乗用車のタイヤ約半分が浸かる深さ)の浸水路を時速30キロ以上で走行した場合、エンジンが冠水する高さまで水位があがり、停止する恐れがあるので注意が必要です。

次回も引き続き激しい雨の中を走行する際に注意すべき点を確認します。
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